投資を始める前に知っておくべき「リスク」と「リターン」の話

2025年12月6日

私が投資を始める前、いちばん不安だったのが「損をしたらどうしよう…」というリスクの部分でした。
でも同時に、「増やさないと家計はずっとこのままだぞ」という焦りもあって、なんとか一歩を踏み出したんです。

そのときに理解しておいてよかったのが、この“リスクとリターン”の関係の話。
ここを押さえておくと投資がいきなり難しくなくなるので、今回はすごくシンプルにまとめます。


1. 投資の“リスク”ってそもそも何?

リスク=危険と思われがちだけど、本来は “値動きがどれくらいブレるか” のこと。

値動きが激しい → リスクが高い

値動きがゆるやか → リスクが低い


例えば…

暗号資産:上がるときは爆上がり、下がるときは地獄 → リスク高

米国株のインデックス:ゆっくり上がるけど、短期で下がることもある → リスク中

債券・預金:ほぼ動かない → リスク低


「危険度」じゃなくて「振れ幅」だと思うと、投資が冷静に見えるようになる。


2. リターンは“ご褒美”ではなく“リスクを取った分の報酬”

投資の世界はとてもシンプルで、

> リスクを取るからリターンがある。


逆に言うと、

> リスクをあまり取らなければ、リターンも大きくならない。


貯金が増えないのはリスクをまったく取っていないから。
だからといって大きなリスクを無計画に取れば、当然ブレ幅が大きくなって不安も増える。


3. リスクとリターンの“ちょうどいいバランス”を見つけるのが投資

私が一番実感したのは、

「自分が不安で眠れなくならない範囲のリスクを取る」
これがめちゃくちゃ大事。

投資を始めたての頃は、1万円下がるだけで胃が痛かったけど、
“長期で見れば戻る”という仕組みを理解したら、だんだん落ち着いてきた。

初心者が特に意識すべきはこれ:

✔ 小さく始める

気合い入れていきなり月5万円とかやるとメンタルが削れる。
最初は月1万円でもOK。

✔ 長期投資を選ぶ

短期は値動きが激しい=リスクが高い。
長期はブレが平均化されて安定してくる。

✔ 分散する

1つに全集中すると、全部が上下するので不安がMAX。
投資信託がラクでおすすめ。


4. 「リスクを消す」のではなく「コントロールする」のが大事

リスクはゼロにできない。
でも投資は リスクを“管理するゲーム” なんだと思う。

月の投資額を無理しすぎない

長期運用を前提にする

積立で時間分散する

なるべく広く分散された商品を選ぶ(インデックス)


これだけで、投資の怖さはかなり薄れる。


5. 私が最初の一歩を踏み出せた理由

正直いうと、私も「投資=危ないもの」というイメージが強かった。
でも、勉強してわかったのは、

> 何もしないほうが、長期ではリスクが大きかった

ということ。

・物価はどんどん上がる
・給料はそこまで上がらない
・貯金の価値は目減りする

こういう現実を知って、「じゃあ少しでも前に進もう」と思えた。

そして実際に始めてみると、
投資は怖さよりも“安心材料”になるものだった。


まとめ

投資は「怖くないもの」ではなく、
“正しく理解すれば怖さをコントロールできるもの”。

リスクとリターンの仕組みを知っておくと、
積立NISAなどの制度を使うときにも迷いにくくなりますよ。