新NISA × 株主優待の考え方|相性・注意点を個人投資家目線で解説

新NISAと株主優待は相性がいいのか?
結論から言うと、
「相性は悪くないが、万能ではない」と思っています。
新NISAは
- 運用益が非課税
- 長期投資が前提
- 成長投資枠・つみたて投資枠がある
一方、株主優待は
- 生活を豊かにする“実需系リターン”
- 長期保有を前提にした制度が多い
この2つは、
方向性は同じだけど、目的は少し違う
というのが正直なところです。
新NISAで株主優待を狙うメリット
① 売却益・配当が非課税になる
NISA口座でない口座で株式を購入した場合、その株式に対する配当金や売却益には約20%もの課税がされてしまいます。すなわちせっかくの配当金や売却益のうち8割程度しか受け取れないということです。
※詳しい税率等の情報は国税調のページで確認ができます。
配当金を受け取ったとき(配当所得)
しかし、NISA口座で保有していれば、
- 配当金
- 売却益
これらがすべて非課税になります!
なので、これから投資を始めて行こう!と思っている人は絶対にNISA口座を活用したほうがいいよということになります。
② 長期保有優遇と相性がいい
最近の株主優待は、
- 100株を1年以上
- 100株を3年以上
といった長期保有条件付きが増えています。
新NISAも非課税期間が無期限なので、
「売らずに持つ」前提の優待投資と噛み合というわけです!
③ 投資のモチベーションを維持しやすい
これは数字では測れないけどかなり重要なことです!
個人投資家は一発逆点するような大きな金額を投資することは難しいため、コツコツ投資していき長期的に収益を積み重ねていくのが基本です。
なので、目標金額までモチベーションを維持するのが大変です。
いきなり、投資した元本が倍になったり、毎月10万円の配当がもらえるということはありませんが、コツコツと株式投資を続けていくと、
- 優待が届く
- 家計がちょっとずつ楽になる
- 投資してる実感が湧く
結果として、
暴落時でもモチベーションを保ちやすくなります。
新NISA × 株主優待の注意点
① 優待目的だけで銘柄を選ばない
これが、一番大事です!
- 優待が豪華
- 利回りが高そう
- SNSで紹介されていたから
だけで買うと、
業績悪化 → 優待廃止 → 株価下落 → 購入時よりも安い株価で売ってしまう
のフルコンボを食らうことがあります。
自分の優待や使いやすい優待を選ぶのはもちろんですが、その他にどこが良くてその会社の株を買ったのかを明確にしておくのが良いと思います。
失敗銘柄を長期で抱えると、かなりキツい状況となります。
② 成長性が低い銘柄が多い
株主優待銘柄は、
- 成熟企業
- 成長は緩やか
なケースが多いです。
新NISAの成長投資枠を、
全部優待株で埋めるのは、正直もったいないです。
手始めに優待銘柄を買うのは個人的には良いと思っていますが、その後は優待がなくても高配当の株や成長性の高い株などもポートフォリオに入れていくことで、ポートフォリオのパフォーマンスが高まっていきます。
③ つなぎ売りはNISAでは使えない
NISA口座ではつなぎ売り(信用取引)は行えません。
「つなぎ売り」は、保有している株式の価値下落リスクを回避(ヘッジ)するために行われる手法です。具体的には、現物の買いポジション(買い建て)を保有したまま、同銘柄の信用売り(空売り)を同時に行うことを指します。
新NISAで優待を取る場合は、
株価変動リスクを丸ごと受け入れる前提が必要です…
と言いたいところですが、「NISA口座での現物買い+特定口座(課税口座)での信用売り」という組み合わせで、株価変動リスクを抑えつつ株主優待や配当を受け取ることは可能です。(クロス取引)
新NISAで株主優待を活用するおすすめ戦略
以下、私の意見です👇
① つみたて投資枠:オルカン or S&P500
株主優待を中心とは言いつつも、リスクを分散させるため、
つみたて投資枠は基本的に日本株以外を毎月定額ずつ購入します。
- インデックス
- 低コスト
- 自動積立
ここは割り切って王道でOKです。
② 成長投資枠で「厳選して少数」
成長投資枠の中で、
- 業績が安定
- 配当も出る
- 優待が使いやすい
こういう銘柄を複数の業種・地域・時間に分散し、リスクを抑えつつ、コツコツ購入していくのが良いと思っています。
③ 生活に直結する優待を選ぶ
おすすめは、このあたりでしょうか。
- 食品(自社製品詰め合わせ、カタログギフト等)
- 外食(割引券等)
- 日用品
- 金券(クオカード)
しかし、優待をもらっても近所に使える店舗がない優待や時間や交通費をかけてまでいかなければならない店舗では元も子もありません。
また、〇円以上のお買い物で500円引きの優待券を1枚使えるといったような優待もあります。
これも〇円以上にするために余計なものを買ってしまう可能性もあるので要注意です😓
個人的な考え方ですが、せっかくもらった優待で無駄使いをして、利回りが少し下がったのと同じことになるような優待は資産に余裕が出てきてからでもよいと思っています。
新NISA × 株主優待は「楽しさ担当」
新NISAは本来、
- 資産形成
- 老後資金
- 将来への備え
がメインだと考えています。(違った考え方をする方もいらっしゃると思います。)
だからこそ、
株主優待は主役にしないほうが良いと思っています。
- メイン:インデックス投資
- サブ:株主優待・成長株・高配当株
この役割分担が、一番失敗しにくいと思います。
まとめ|新NISAで株主優待をやるなら冷静に
- 新NISAと株主優待の相性は悪くない
- ただし、優待目的の全力投資は危険
- 「楽しみながら続ける」位置づけが最適
新NISAは人生を支える制度です。
株主優待は人生をちょっと楽しくするものだと考えています。
このことを忘れずに、リスクを分散しながらコツコツ投資していくのが、私個人の投資戦略です。








